リレー寄稿:小学校での礼拝の許可について<返信編>4

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福岡のHさん:
うちが年度初めに毎年出してる手紙をメールしますので、よかったらまとめファイルに掲載してください。
先生は生徒の個人情報をファイルしてるはずなので、A4にまとめて提出すると大変助かるようです。
日本語ができない親御さんにはRさんの仰るように日本人のサポートが必要だと思います。こちら福岡市はムスリムのいろいろなお願いに対して比較的柔軟に対応してくれてます。
礼拝、給食のことはもちろん、毎週金曜日のジュムア参加、音楽の授業を受けたくない子は受けなくてOK、絵もこういうのは描かない、とか。

家庭によってそれぞれですが、各家庭の要求に応えてるかんじです。
ちなみにうちはイスラームの基本的なことプラス、家庭学習についても交渉しました。
家庭では学校で出される宿題ではなくて自分たちで決めたものをさせてます。これについても提出した手紙があるので一緒に送ります。
基本的に学校は家庭での時間に介入する権利はないので、クルアーンやアラビア語、他に母国語の学習などに当てたい家庭は交渉すれば通ります。
うちはそのおかげで子供たちが学校から帰ってからも宿題に追われることなくゆったりと過ごし、ストレスなくクルアーンの学習ができてます。日本の学校のカリキュラムでは学校での学習で完成されるよう作られてるので、宿題をしなくても何ら問題ありません。

最後に一つ意見が。。
このような交渉で大事なのは、先生や学校と信頼関係を結ぶのが後々も大事です。
まずは担任と話してみて、無理そうなら校長、教育委員会は最後の手段にしたほうがいいと思います。
そうでないと、いきなり教育委員会に訴えると、学校と信頼関係が築けなくなる恐れがあります。
例えると、自分がレストランで働いていたとして、お客さんがその時要求したいことを目の前の自分ではなくて、レストランを経営する会社の社長に電話して言うようなものです。
要求は通るかもしれないですが信頼関係は結べないですよね。長々と失礼いたしました。
すべてのムスリムの子供たちが、信仰を守り、学校生活を送ることが容易となりますように。

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